博多祇園山笠2019の日程と見どころ。ふんどし姿の少女が問題に?!

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7月に行われる九州最大級のお祭りと言えば「博多祇園山笠」

ふんどし祭りと言われるこのお祭りですが、法被にふんどしの博多男児だけではなく、最近は女性も出現しているそうです。

その真偽のほどもご紹介します!

博多では祇園山笠の追い山が終わると夏が始まると言われています。
福岡の街が一気に活気づく男祭りです。 
行ったことがない方は人生損しているかもです!
今回は今年の博多祇園山笠の日程スケジュールと見どころをテーマに、その魅力を解説します。

Contents

祇園山笠の見どころは?

2019年の山笠の行事スケジュールは?

基本的に毎年同じ日程で7月1日から15日まで行われます。

2019年7月1日(月曜日)~7月15日(月曜日・祝日)

雨の場合は延期になるの?

このお祭りはどんな天候でも行われます。
天候に関係なく、決まった日程で決まった行事が行われます。
この時期は梅雨がまだ開けてない場合が多いので、開催かどうかを気にする必要はありませんね。

詳しいことについては、下記のサイトを参考にするといいですよ。

博多祇園山笠のはここを見よう!

博多祇園山笠は山笠(ヤマ)と呼ばれるお神輿をふんどし姿の男性たちが担ぎ曳きまわす(これを「舁(か)く」と言います)イメージが強いと思いますが、お祭りの会期中ずっとそうしているわけではありません。
お祭り自体は7月1日から15日まで長きにわたり始まります。
7月1日~9日までは「静」の山笠、そして後半10日~15日は「動」の山笠と言われています。

7月1日~15日 飾り山見物

飾り山は博多周辺に14基あり、1日から15日まで展示されています。
それぞれが櫛田神社の比較的近くに展示されており、山笠のそばには詳しい装飾の説明書きがありますので、それをよく読みながら写真などをゆっくり撮るといいでしょう。

≪飾り山所在MAP≫(出典・山笠Navi)

7月1日・9日 お汐井取り

各流の7基の山笠が初めて町中を曳きまわり、箱崎浜に向かって進みます。
浜までついたら柏手を打ち海に入り、お汐井(清めの真砂)をお汐井枡に入れ持ち帰ります。

7月10日 流舁き

ここから最終日までは各流の7基の山笠が動き出します。
これから始まる熱い6日間の試運転とばかりに各流の男たちに担がれた山笠が流内を舁かれていきます。

7月11日 朝山

流舁きから半日後、今度は早朝5時から流内を山笠が舁かれていきます。
見物の観点からすると早朝だけにさすがに人出が少ないので一番見やすいというのがポイントです。

7月11日 他舁き

朝山ののち、自分たちの山笠をほかの流内で舁くというのが他舁きです。
これから最終日の追い山に向かって行く、お祭りのいわば陣中見舞いのようなものです。

7月12日 追い山ならし

最終日の追い山にむけての練習といえるのがこの追い山ならし。
とはいえ手を抜くことは全くなく、それぞれの山笠が全力でならしていきます!

≪追い山ならしルートMAP≫(出典・山笠Navi)

7月13日 集団山見せ

それぞれの流内に飾られていた山笠を博多エリアから西大橋を渡り、福岡エリアの福岡市役所まで舁いていきます。
メイン通りの明治通りはものすごい人だかりになります。
この時期あたりから全国各地から山笠好きのお客さんが博多の街に徐々に集結し始め、どの飲食店に行っても地方からのお客さんが席巻し始めます。

≪集団山見せルートMAP≫(出典・山笠Navi)

7月14日 流舁き

追い山が開始される半日前、各流の中を山笠が舁かれます。
この後は追い山、そして山笠は終了後速やかに解体される習わしになっているので流内で山笠が見られるのは今年はこれが最後となります。

7月15日 追い山

早朝4時59分、一番手の山笠が櫛田神社の奉納(櫛田入り)をしたら、各流合計7基の山笠が5分ごとにスタートし、博多の街を駆け抜けていきます。
同じルートを走りきったのち、どの流の山笠が一番早かったかを競うのです!

≪追い山ルートMAP≫(出典・山笠Navi)

追い山ならしと少しだけルートが違いますので、気をつけましょう。
報道や一般見物客が一番多いのもこの日です。
ほぼ身動きできないまま1時間以上ということはざらですので覚悟しましょう!
ゴール地点は博多銘菓「鶴の子」の石村萬盛堂さんですが、ゴールするたびその山笠の流のタイムが石村萬盛堂の屋根の上に掲げられ、歓声が上がります。

そしてすべての山笠が走りきったのち、山笠はあっという間にそれぞれの流の山小屋に戻り、一時間もしないうちに解体されてしまいます。
山笠に飾りつけられていた人形や飾りは一般人も持ち帰ることができ、家に飾ると無病息災となると言われていますのでそれの取り合いも見ものです!
もちろんご自身で持ち帰ることも可能ですよ。

博多祇園山笠に来たなら、ここを見逃さないように!

1)「祝いめでた」

博多っ子ならだれでも歌うことのできる祝いめでた。
お祭りのときには7番あるうちの1番を歌います。
追い山の日には、1番に櫛田入りする山笠のみが祝いめでたを披露することができる名誉が与えられます。
博多ではお祭りの際だけではなく、祝宴や晴れの日に祝いめでたを全員で唱和し博多手一本と呼ばれる締め方で回を終えることが多いのです。
皆さんもぜひ祝いめでたを覚えてから会場入りしましょう!

≪祝いめでた動画・櫛田入り時の一番山笠≫

2)勢水

「きおいみず」と読みます。
山笠が走り抜けていく際、山笠に向けてとにかく水が撒かれます。
道路には勢水用のバケツが置いてあり、観客や各流の中で山笠の先頭を走ってくる男性たちが水かけ役を務めます。
水を撒くことで山笠と道路の接地面の摩擦が少なくなり動かしやすくなりますし、何しろ熱い舁き
手たちの体をクールダウンさせます。
ただ、尋常ではない量の水を体にかけられますので、逆に興奮状態になっていき、より一層お祭りが熱く盛り上がっていくのです!これこそ勢水という名前のいわれです。
見物客ももちろんそういうわけでびしょぬれになりますので、博多祇園山笠に出かけるときはとにかくぬれても乾きやすい服装がいいでしょう!

3)櫛田入り

12日の追山ならしと15日の追い山の際に櫛田神社に特設された「清道」で行われる奉納行事。
追い山の山留め(スタート地点)から大太鼓の合図でスタートし櫛田神社の境内にある清堂旗を廻りこみ、玉垣を出るまでのことを「櫛田入り」と言います。
特に一番山笠は、胸を張って大観衆と共に祝いめでたを合唱する特権があります。
その様子はまさに全身鳥肌もの!

女人禁制の祭りにふんどし姿の女性が?!

古くから博多祇園山笠は男だけの祭りとして有名でした。
喪中の人・そして初潮を迎えた女性は「不浄の者」として山笠を舁くことは許されません。

今現在、男女平等社会とはいえお祭りの掟はいまだ健在。

では女性の舁き手が一人もいないのかと言えばそうではないんです。

小学校4年までという年齢制限はあれど、女の子が法被にふんどしを締めてお祭り期間中行われる「子ども山笠」に参加することが可能なんです。

子ども山笠は毎年7月1日~8日の金・土・日曜日にのみ開催されます。

それはそれはかわいい姿に観客も大喜び!
参加する子供たちもとっても誇らしげです。
子ども山笠を見学することにした方はぜひ見どころとして押さえておきましょう!
ただし昨今では、服装の問題もあり、やはり保護者の立場としては不特定多数の写真や動画撮影などには非常に気を使っているようですので、それぞれの山笠ごとのルールに従いながら楽しんでくださいね。

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押さえよう!博多祇園山笠とは?

博多祇園山笠は、博多の総鎮守と言われる櫛田神社の主祭神であるスサノオノミコトに奉納するお祭りです。
秀吉の時代に区画された「流(ながれ)」という町割りにより、博多の流に7つの山笠が作られました。
はじめ櫛田神社の祭礼は優雅に飾り山が巡行するという内容でしたが、ある時、一つの山笠が後ろから来た別の山笠に追い抜かされそうになり、それを阻止するべく抜きつ抜かれつの競争になったのが「追い山」の始まりです。
負けず嫌いの博多っ子ならではのお話ですね。
山笠は、市中を駆け巡る各流が所有する「舁(か)き山」7基と、展示専門で引き回されることのない「飾り山」14基とに分かれます。舁き山は高さ10メートル、重さ1トンもありこれを20名前後の流の男性陣が担ぐわけです。飾り山は祭り期間中展示されていますが勇壮なもの、優美なもの、さまざまです。
飾り山はもっぱら見せる専門の山笠なので、舁き山よりさらに高さもあり、色彩も鮮やかです。

今年も祝いめでたが聞こえる博多へ

いかがでしたでしょうか?
博多祇園山笠のお祭り情報をご紹介しましたが、興味を持っていただけましたか?
今年の博多祇園山笠に行く予定の方は、せっかく見学に行くのですから、興奮する見学者の列でもみくちゃにされてみましょう!
熱い熱い博多の街ですから、水分補給グッズと濡れてもいい服装は必須です。
勇壮で誇らしい山笠を見上げながら、博多の心意気をぜひ感じてくださいね!